世界が認めた食品 ~テンペ~ テンペとはインドネシア発祥の大豆などを発酵させた食品です。日本でも近年需要が高まっており、スーパーなどで見かけることも増えましたが、一般的にはまだあまり浸透していない食材です。 期待される数多くの健康効果 大豆に含まれるポリフェノールやイソフラボンは抗酸化作用を持ち、アンチエイジングなどを意識する方にとっては強い味方と言えます。また、たんぱく質やビタミン、食物繊維などを豊富に含むテンペは、テンペ菌の作用で発酵していることでさまざまな栄養素の割合や吸収率が高まり、健康維持のためにもとても効果があります。コレステロール0であり、抗菌作用もあるため生活習慣病をはじめとする多くの病気の予防や改善に役立つことが期待されています。 納豆との違い 日本では同じ大豆発酵食品として「納豆」が有名ですが、納豆との大きな違いは使用している菌にあります。 納豆はよく知られているように「納豆菌」が大豆を発酵させていますが、テンペは「テンペ菌」と呼ばれる菌による発酵のため、納豆と比較しても臭いや苦みなどはあまり無いのが特徴です。テンペは納豆のように大豆が1粒ずつ独立しておらず、ブロック状となっているため、肉のような食感を持ちます。宗教上肉を食べない人が多いインドネシアでは、肉の代替食品として多くの人に食べられています。 料理との相性 臭いや苦みが少なく油との相性も良いため、和・洋・中のどの料理にも合わせられます。 【煮る】・【焼く】・【揚げる】の、どの調理方法でも美味しく食べることが出来ます。 また、お菓子としても食べられています。